年末調整って何?外国人が会社から紙を書いてと言われる理由

年末になると、会社から「この紙を書いてください」「保険の書類を出してください」「マイナンバーを書いてください」と言われることがあります。

初めてだと、「これ何?」「書かないとダメ?」「税金?」「外国人も必要?」と不安になる人も多いと思います。

これが「年末調整」です。

特に在日外国人の場合、転職した、アルバイトを掛け持ちしている、扶養家族が海外にいる、前の会社の書類を出していない、などでトラブルになりやすいです。

このページでは、「年末調整とは何か」を、在日外国人向けにできるだけ簡単に説明します。

確認する項目

① 年末調整って何?

簡単に言うと、年末調整とは「1年間の税金を最後に計算し直す作業」です。

会社員やアルバイトの場合、毎月の給料から税金が引かれています。

でも、その金額は「だいたいこれくらい」という仮の計算です。

本当の税金は、1年間でいくら給料をもらったか、家族を扶養しているか、保険に入っているか、いつから働いたか、などで変わります。

そのため、年末に最後の確認をして、税金を調整します。

これが年末調整です。

② なぜお金が戻ることがある?

毎月の給料では、少し多めに税金が引かれていることがあります。

そのため、年末調整で正しく計算すると、「税金を払いすぎていた」となることがあります。

その場合、払いすぎた分のお金が戻ってきます。

これが、「年末調整でお金が戻ってきた」という意味です。

逆に、足りなかった場合は、追加で引かれることもあります。

③ 会社から紙を書いてと言われる理由

会社は、あなたの状況が分からないと、正しい税金を計算できません。

そのため、結婚しているか、子どもがいるか、家族を扶養しているか、保険に入っているか、今年転職したか、などを確認します。

その確認のために、会社から「年末調整の紙を書いてください」と言われます。

最近は、紙ではなく、スマホやパソコン入力の会社も増えています。

④ 出さないとどうなる?

年末調整を出さないと、税金が高いままになる、払いすぎた税金が戻らない、あとで自分で確定申告が必要になる、ということがあります。

そのため、会社から提出を求められたら、できるだけ期限までに出した方が安全です。

⑤ 外国人が特に注意すること

在日外国人で特に多いトラブルは、次のようなものです。

  • 前の会社の源泉徴収票を出していない
  • アルバイトを2つ以上している
  • 扶養書類が足りない
  • 名前表記が違う
  • マイナンバーを提出していない

特に多いのが、「転職したけど、前の会社の源泉徴収票を今の会社へ出していない」というケースです。

その場合、今の会社だけでは、1年間の給料や税金を正しく計算できません。

また、コンビニ+工場、昼仕事+Uber Eats、複数アルバイトなど、収入が複数ある場合も注意が必要です。

会社だけでは年末調整できない場合があります。

海外の家族を扶養に入れたい場合も、追加書類が必要になることがあります。

分からない時は、早めに会社へ確認してください。

⑥ 源泉徴収票って何?

年末調整が終わると、多くの場合、「源泉徴収票」という紙をもらいます。

これは、「今年いくら給料をもらって、いくら税金を払ったか」が書かれている大切な書類です。

特に外国人の場合、転職、ビザ更新、確定申告、住宅契約、ローン審査などで必要になることがあります。

無くさないように保管してください。

⑦ 確定申告との違い

よく混乱するのが、「年末調整」と「確定申告」の違いです。

年末調整は、「会社が代わりに税金計算をしてくれる仕組み」です。

確定申告は、「自分で税務署へ申告する手続き」です。

普通の会社員なら、年末調整だけで終わることが多いです。

ただし、副業収入がある、複数の会社で働いている、会社で年末調整していない、医療費控除を受けたい、などの場合は、確定申告が必要になることがあります。

まとめ

年末調整とは、「1年間の税金を最後に正しく計算する作業」です。

会社は毎月、だいたいの税金を先に引いています。

そのため、年末に、払いすぎていないか、足りないかを確認します。

在日外国人の場合、転職、アルバイト掛け持ち、扶養、前職の源泉徴収票、名前違いなどで問題が起きやすいです。

会社から年末調整の案内が来たら、できるだけ早めに確認し、必要書類を提出するようにしましょう。