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人気のMVNO 5社を徹底比較

ここ数年でMVNO市場は急速に発展し、たくさんの会社が乱立しています。このページでは最近人気があり、なおかつ安心して利用のできる5社を比較していますので、各社の長所や短所を見極めて、あなたに合ったMVNOを見つけ出しましょう。
※このページは比較のために表を多く使っています。携帯電話・スマートフォンの方は横向けにして頂くと見やすいと思いますのでお試しください。

徹底比較! 『2年契約』と『最低利用期間』

まずは 『2年契約』 と 『最少利用期間』 についておさらいします。

『2年契約』・・・大手3キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)が始めたもので、契約から2年以内の解約には違約金(1万数千円)が発生するという仕組みです。契約から起25ヶ月目、26ヶ月目の解約だと違約金を支払う必要はありません。
と、まあ2年以内なら、割引きで販売したスマートフォンなどの諸費用を回収できていない等の理由で、納得はしませんが理解できなくは無いのですが、実際は2年以内ではなく、24ヶ月毎にある更新月以外に解約すると、2年以上でも違約金が発生するという決まりになっています。
つまり、25、26ヶ月目に解約をしない場合は次の更新月はさらに2年後に設定され、 2年以上契約してスマートフォンの分割費用もとっくに支払い終えているにも関わらず、再び24ヶ月後の更新月を待ってからの解約でないと違約金が発生するという、消費者を馬鹿にしているシステムです。

『最低利用期間』・・・MVNOに多いのですが、例えば『最低利用期間12ヶ月』の場合、「契約から12ヶ月以内の解約には違約金が発生する」という決まりです。
一見すると、『2年縛り』の間隔が短くなっただけのように見えますが、 『最低利用期間12ヶ月』の場合、12ヶ月目以降であれば、いつ解約しても違約金は発生しませんので、意味合いがだいぶ変わってきます。

では、人気MVNO5社の利用期間について比較しましょう。

事業者(MVNO)2年縛り、最低利用期間、違約金等の条件
マイネオ(mineo) ・ 『2年契約』、『最低利用期間』 共に無し。いつ解約しても違約金無し。
・ ただし『12ヶ月以内のMNP転出』のみ,転出費用として11,500円が必要。
・ 12ヶ月以降のMNP転出費用は2,000円。
楽天モバイル ・ 通話SIMには『12ヶ月の最低利用期間』あり。12ヶ月以内の解約には、解約手数料9,800円が必要。MNP転出なら転出費用としてさらに3,000円。
・ 12ヶ月以降のMNP転出費用は3,000円。
DMMモバイル ・ 通話SIMには『12ヶ月の最低利用期間』あり。12ヶ月以内の解約には、解約手数料9,000円が必要。MNP転出なら転出費用としてさらに3,000円。
・ 12ヶ月以降のMNP転出費用は3,000円。
LINEモバイル ・ 通話SIMには『12ヶ月の最低利用期間』あり。12ヶ月以内の解約には、解約手数料9,800円が必要。MNP転出なら転出費用としてさらに3,000円。
・ 12ヶ月以降のMNP転出費用は3,000円。
UQモバイル ・ 『ぴったりプラン』と『おしゃべりプラン』は2年縛りあり。
・ 『データ高速+音声通話プラン』 と 『データ無制限+音声通話プラン』には『12ヶ月の最低利用期間』あり。
・ 契約解除手数料は9,500円。
・ 12ヶ月以内の解約には解約費用9,800円。MNP転出なら転出費用としてさらに3,000円。

2年縛りと最低利用期間の比較結果

mineo(マイネオ) (マイネオ)
1年以内のMNP(他事業者への乗り換え)以外、いつ解約しても違約金が発生しない。
初めてのスマートフォン、初めてのMVNOの方にも、合わなければいつでも解約できるという安心感。

DMMモバイル
2年縛りは無いが、12ヶ月の最低利用期間がある。MVNOの中では違約金が少ないため2位にランクイン。

楽天モバイル
2年縛りは無いが、12ヶ月の最低利用期間がある。違約金額により3位にランクイン。

LINEMO
2年縛りは無いが、12ヶ月の最低利用期間がある。違約金額により3位にランクイン。

徹底比較! 『月額基本料』

月額基本料金

MVNO名 / データ量 500MB 1GB 3GB 5GB 7GB 10GB
mineo(マイネオ Aプラン) 1,310 1,410 1,510 - - 3,130
楽天モバイル - - 1,600 2,150 - 2,960
DMMモバイル - 1,260 1,500 1,910 2,560 2,890
LINEモバイル - 1,200 1,690 2,220 2,880 3,220
UQモバイル - - 1,680 - - -

月額基本料金 【かけ放題込み】

『かけ放題』とは・・・例えば 『5分かけ放題』 の場合、5分間以内の国内通話なら何度かけても無料になります。『10分かけ放題』 なら、10分以内の国内通話は何度かけても無料です。

MVNO名 / データ量 500MB 1GB 3GB 5GB 7GB 10GB
mineo(マイネオ Aプラン)
10分かけ放題
2,160 2,260 2,360 - - 3,980
楽天モバイル
5分かけ放題
- - 2,450 3,000 - 3,810
DMMモバイル
10分かけ放題
- 2,110 2,350 2,760 3,410 3,740
LINEモバイル
10分かけ放題
- 2,080 2,570 3,100 3,760 4,100

“月額基本料金” 比較結果!

DMMモバイル
さすがに業界最安値を目指すと明言していることもあり、最も人気のある3GBも含め、ほぼ全てのデータ量で最安値になっています。

mineo(マイネオ) (マイネオ)
最も人気のある3GBのデータ量が安く設定されています。また、『かけ放題』 が10分というのも高評価。

楽天モバイル
3GBのデータ量を除くと、月額基本料は安めに設定されていると言えるでしょう。ただ、『かけ放題』 が5分と短いのは減点対象です。

徹底比較! 『実際の通信速度』

MVNOはその事業者毎に提供している通信速度が異なっています。ここでは、公表している数値ではなく、実際の使用時に測定した通信速度で比較を行います。

まずは、スマートフォンでデータ通信する際に必要になる『通信速度』 がどれくらいなのかを見ていきましょう。

項目 我慢必要 普通 余裕
メール、LINE等チャット 0.1Mbps 0.2Mbps 0.5Mbps
ホームページなどの閲覧 0.2Mbps 1Mbps 2Mbps
アプリのダウンロード 2Mbps 3Mbps 5Mbps
動画の視聴(低画質) 0.5Mbps 0.8Mbps 1Mbps
動画の視聴(低画質) 2Mbps 4Mbps 5Mbps

MVNO5社の通信速度(下り)

MVNO名 / 時間帯 午前9:00 - 9:30 正午12:00 - 12:30 午後20:00 - 20:30
マイネオ (Aプラン) 14.0Mbps 0.5Mbps 3.9Mbps
楽天モバイル 7.5Mbps 0.5Mbps 7.3Mbps
DMMモバイル 5.8Mbps 3.7Mbps 2.4Mbps
LINEモバイル 10.2Mbps 6.1Mbps 4.4Mbps
UQモバイル 22.9Mbps 8.9Mbps 17.0Mbps

“MVNO 5社の通信速度” 比較結果!

【UQモバイル】
通信速度では圧倒的な実力差でトップに君臨!どの時間帯でも最速です。今のところ日本で最も高速通信のできるMVNOと言えるでしょう。

LINEMO
他のMVNOと同様に正午は速度が落ちましたが、その中でも比較的安定した通信速度を保っています。

楽天モバイル/span>
正午以外は割と安定した通信速度をキープできています。

徹底比較! 『余らせたデータ量の有効期限』

『余ったデータ量の有効期限』 とは、その月の初めに提供されたデータ量(パケット量)をその月内に使い切らず余らせたとき、その余ったデータ量の有効期限はいつまでか、というものです。
ほとんどのMVNOでは当月内に使い切れなくても『繰り越し』ができるようになっていますが、繰り越しできるデータ量や、繰り越し後の有効期限が異なるので比較してみましょう。

MVNO データ量繰り越しの規定
マイネオ データの持ち越し量に上限は無く、残っているデータ量の全てを繰り越すことができる。繰り越したデータの有効期限は翌月の月末。もし翌月の月末に使い切れなかった場合、そのデータは消滅する。
※ただしマイネオには裏技的に有効期限を無くすことのできる方法がある。
マイネオには【パケットギフト】という機能があり、マイネオユーザー同士なら自由にデータをプレゼントすることができる。この【パケットギフト】を使って受け取ったデータの有効期限は翌月末となる。そのため余ったデータ量はマイネオユーザー同士で【パケットギフト】を使って受け渡しをすることで、有効期限をいつまでも後ろ倒しにすることができるので、実質的に有効期限を無くしてしまうことも可能。
楽天モバイル データの持ち越し量に上限は無く、残っているデータ量の全てを繰り越すことができる。繰り越したデータの有効期限は翌月の月末。もし翌月の月末に使い切れなかった場合、そのデータは消滅する。
DMMモバイル データの持ち越し量に上限は無く、残っているデータ量の全てを繰り越すことができる。繰り越したデータの有効期限は翌月の月末。もし翌月の月末に使い切れなかった場合、そのデータは消滅する。
LINEモバイル データの持ち越し量に上限は無く、残っているデータ量の全てを繰り越すことができる。繰り越したデータの有効期限は翌月の月末。もし翌月の月末に使い切れなかった場合、そのデータは消滅する。
UQモバイル データの持ち越し量には上限がある。毎月のデータ量を2GBとしている場合、繰り越し上限は1GBとなり、毎月のデータ量を6GBとしている場合、繰り越し上限は3GBとなる。繰り越したデータの有効期限は翌月の月末。もし翌月の月末に使い切れなかった場合、そのデータは消滅する。

“余らせたデータ量の有効期限” 比較の結果!

mineo(マイネオ) (マイネオ)
マイネオユーザー同士でさえあれば、【パケットギフト】の機能を使うことで有効期限を無くしてしまうことができます。
(ちなみに僕はマイネオで3GB/月の契約なのですが、2ヶ月間あまりデータを使わなかったので、妻とパケットギフトで繰り越すことで容量が 8GB まで増えたことがあります。その時は契約を数か月間500MB/月に減らして消費し、その間は月額基本料も下がりました。こういう手続きをスマホだけで簡単に済ませられるのも、MVNOのいいところだと思います)

DMMモバイル
繰り越し量に上限は無く、期限は翌月末までです。

楽天モバイル
繰り越し量に上限は無く、期限は翌月末までです。

LINEMO
繰り越し量に上限は無く、期限は翌月末までです。

おすすめの MVNO は?

ここまで 【最低利用期間】、【月額基本料】、【通信速度】、【データの繰り越し】 という4つの内容で5つのMVNO を比較しましたが、いかがだったでしょうか?
あなたの用途に合わせたMVNOを選ぶことで、節約に繋げることができれば幸いです。

“総合ランキング” 結果発表!

mineo(マイネオ) (マイネオ)
・いつでも解約できるので、初めてMVNOを選ぶ人にも安心感がある。
・データ量の選択肢が多く、月額基本料金も人気の3GBを中心として低め。
・データ通信速度は、正午以外は安定している。
・余らせたデータ量をムダにしない方法があるので、所有データ量が増えると月額基本料をさらに節約することも可能。

DMMモバイル
・12ヶ月の最低利用期間はあるが、2年縛りの規定は無い。
・人気5社のMVNOの中で、月額基本料金が最も安い。
・通信速度は特に速い方ではないが、全ての時間帯で安定している。

【UQモバイル】
・数あるMVNOの中でも最速と言える通信速度と品質を誇る。
・特にau回線からのMNPについては、UQモバイルはぜひ検討すべき内容を持っている。
・ほとんどのプランに『2年契約』または『最低利用期間』があるため、初めてMVNOにする人や大手キャリアの2年縛りに不満があってMVNOへの乗り換えを検討している人には不安要素となる。また1年~2年の短期滞在が多い外国人留学生らの選択肢に入らない。

楽天モバイル
・12ヶ月の最低利用期間はあるが、2年縛りの規定は無い。
・人気MVNO 5社の中で、月額基本料金は2番目に安い。
・データ通信速度は、正午以外は安定している。

LINEMO
・12ヶ月の最低利用期間はあるが、2年縛りの規定は無い。
・LINE、FACEBOOK、TWITTER といったSNS アプリの使用ではデータを消費しない。
・他の MVNO と比較すると、月額基本料が少し高めになっている。。